イタリアワインの特徴



イタリアはフランスと1、2位を競う世界のワイン生産国です。イタリアワインには、上から順にDOCG・DOC・IGT・VDTといった法的なワインの格付けがあり、品種や栽培法・品種構成の比率・収穫量などから厳しく格付けされています。

・DOCG(Denaminazione di Origine Controllata e Garantita)

「統制保証付原産地呼称ワイン」のことです。イタリア最高級のワイン群で、現在33種類が指定されています(2007年時点)が、指定銘柄は増える方向にあります。生産量としてはイタリア全体の1〜2%程度となっています。

・DOC(Denaminazione di Origine Controllata)

「統制原産地呼称ワイン」のことです。DOCGの下に位置づけられるワイン。約300銘柄が指定されているが、毎年のように指定銘柄が増えています。生産量は全体の12%程度となっています。

・IGT(Indicazione Geografica Tipico)

地域特性表示ワインのことです。これはフランスのVin de Pay(地酒)に相当します。その地方の伝統あるブドウ畑のブドウを原料として、その地方の昔からの醸造方法で作られたワインのことです。現在100余りの地区が指定されています。

・VdT(Vino da Tavola)

フランスのVin de Table(テーブルワイン)に相当します。使用品種や生産地を表示する義務はなく、DOC申請をしないワインは全てこのクラスに分類されます。多くは安価なデイリーワインですが、中には高品質で高価なものもあります。

以上がイタリアワインの法的規制ですが、Super VdT(スーペル・トスカーナ)と言って、これらの規制にとらわれないワインも存在します。さらにイタリアでは、それぞれの地域で個性的なワインが造られています。

●イタリアワインの特徴(地域別)

・北部山麓地域

北にアルプス西側はフランスに接していて、世界的に有名な長期熟成型の重いタイプのワインが造られ、酸味もボディも厚めなのが特徴です。主な産地は、ヴァッレ・ダオスタ州、ピエモンテ州、ロンバルディーア州、トレンティーノ・アルト・アディジェ州、ヴェネト州、フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州の6州があり、特にピエモンテ州で生産される赤ワイン「バローロ」はワインの王様と呼ばれる最高級品です。

・中央部

ポー川流域の平野部で、気楽に飲めるフルーティな味のワインが多いのが特徴です。エミーリア・ロマーニャ州が産地となっています。

・アドリア海沿岸

アルコールが高く、酸味がおとなしいのが特徴です。南に行くほど長熟タイプが多くなります。主な産地は、マルケ州・アブルッツオ州・モリ−ゼ州・プーリア州となっています。

・ティレニア海沿岸

山と海に囲まれた地形からさまざまなブドウが作られるため、味もバラエティに富んでいます。果実の風味に富みアルコールと酸のバランスが絶妙です。産地はリグーリア州・トスカーナ州・ウンブリア州・ラツィオ州・カンパーニア州・バジリカータ州・カラーブリア州の7州があります。有名なのがトスカーナ州で、素晴らしいワインが多く造られています。

イタリアワインは種類が多く、1,000種以上と言われています。その中から1本を選ぶとしたら、イタリアワインの王と言われている「バローロ」、イタリアでもっともポピュラーな「キャンティ」、口当たりがすっきりしている「ソアヴェ」のいずれかを選べば間違いがないでしょう。

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